
2月に入り、北海道は冬の観光シーズンの最盛期を迎えています。
「さっぽろ雪まつり」をはじめ、各地の冬のイベントが開催され、国内外から多くの観光客が訪れています。
コロナ禍が完全に明け、インバウンド需要が復活した2026年の冬。飲食業、宿泊業、小売業、そして観光バスなどの運送業の経営者様にとっては、待ちに待った「稼ぎ時」ではないでしょうか。
連日満席の予約、ひっきりなしに訪れるお客様。
目の回るような忙しさの中で、レジの売上は過去最高を記録しているかもしれません。
しかし、こうした「絶好調」の時にこそ、経営者を震え上がらせる落とし穴が存在します。
それが、売上が急増することによって資金がショートする「黒字倒産(成長倒産)」の恐怖です。
今回は、繁忙期の真っ只中にいる北海道の観光関連企業の皆様へ。
売上の「入金」と、経費の「支払い」のタイムラグ(ズレ)が引き起こす資金危機のメカニズムと、その回避策について深く解説します。
「売上」はあるのに「現金」がない怪奇現象
なぜ、お客様がたくさん来て売上が上がっているのに、会社が倒産する危険があるのでしょうか。
その最大の要因は、現代の決済手段の変化にあります。
かつてのように、お客様がすべて「現金」で支払ってくれれば問題はありません。
しかし、現在のインバウンド観光客や国内旅行者の支払いは、ほとんどがクレジットカードや電子マネー、QRコード決済などの「キャッシュレス決済」です。
キャッシュレス決済は、売上が確定してから、実際に店舗の口座にお金が入金されるまでにタイムラグがあります。
締め日にもよりますが、早くて半月後、長いと1ヶ月〜2ヶ月後になるケースも珍しくありません。
一方で、お客様を迎えるためのコストはどうでしょうか。
- 大量の食材・お酒の仕入れ代金
- 繁忙期を乗り切るためのアルバイトの人件費
- 高騰する暖房費やリネン代
これらの経費は、「今すぐ」あるいは「月末」に現金で支払わなければならないものがほとんどです。
つまり、「出ていくお金(支払い)のスピード」が、「入ってくるお金(入金)のスピード」を追い越してしまうのです。
売上が急増すればするほど、先に支払わなければならない仕入れコストも急増します。
その結果、帳簿上は大きな利益が出ている(黒字)のに、手元の預金残高が底をつき、仕入れ代金が払えなくなって倒産してしまう。
これが、好況時に多発する黒字倒産の正体です。
銀行融資は「今の忙しさ」には間に合わない
「資金が足りなくなりそうだから、銀行に追加融資を頼もう」
そう考えるのは自然なことですが、繁忙期の運転資金確保において、銀行融資はベストな選択肢とは言えない場合があります。
理由は単純に「スピード」です。
今の目の回るような忙しさを乗り切るための食材費や人件費は、明日、明後日に必要なものです。
しかし、銀行融資の審査には数週間かかります。
「審査結果が出る頃には、雪まつりは終わっていた」「資金が間に合わず、食材が仕入れられなくて機会損失を出してしまった」ということになりかねません。
また、銀行は決算書を重視するため、「今は忙しいけれど、前期まではコロナの影響で赤字だった」という観光業者様の場合、審査が難航する可能性もあります。
キャッシュレス売上の「入金待ち」をゼロにする
そこで、この「入金のズレ」を解消するために活用していただきたいのが、ファクタリング(売掛債権の早期資金化)です。
ファクタリングは、企業間の請求書(売掛金)だけでなく、クレジットカード会社に対する売上債権や、旅行代理店に対する売掛金なども対象に現金化することができます。
(※クレジット債権対応の可否は契約内容によりますので、まずはご相談ください。通常の企業間取引の請求書があれば、そちらを優先的に現金化することも可能です)
例えば、1ヶ月後に入金される予定の1,000万円の売上債権を、今すぐに現金化する。
これにより、手元のキャッシュフローが潤沢になり、追加の食材仕入れや、スタッフへの給与支払いに余裕を持って対応できるようになります。
借金をするわけではなく、「確定している未来の売上」を前倒しで受け取るだけですので、経営の安全性も保たれます。
チャンスを最大化するために
せっかくの観光特需です。
「お金がないから仕入れを控えよう」「予約を制限しよう」と消極的になってしまうのは、あまりにももったいないことです。
ノースファクタリングは、北海道の観光産業を全力で応援しています。
「今、目の前にあるチャンスを掴みたい」
そんな攻めの姿勢を持つ経営者様を、スピード資金調達でバックアップいたします。
2月の繁忙期を無事に乗り切り、最高の決算を迎えるために。
資金繰りの不安は私たちにお任せいただき、皆様は「おもてなし」に専念してください。
