
まず結論
ファクタリングは資金の“順番”を整える道具です。
向いているのは「売掛の回収が遅い一方で、支払いが先行する」期間が一時的に発生し、売上や機会を伸ばすために前へ進みたい会社。常時不足の穴埋めに使うものではありません。
向いている会社の10の特徴
- サイト長い×売掛先は堅い
末締め翌々月末・検収厳格などで回収が遅いが、相手は大手・官公庁・優良企業。 - 季節変動・繁忙ピークがある
建設の夏〜秋、観光の夏、除雪の冬前など。“谷”だけ橋渡ししたい。 - 受注残が厚い/チャンスが目前
手元資金の都合で仕入・外注が遅れるなら、機会損失の方が高い。 - 中間・部分の検収や根拠が出せる
注文書・作業報告・写真・納品書・検収書など、紙と画像で裏付け可能。 - 売掛先が適度に分散
1社依存でなければ、リスクも手数料も抑えやすい。※大口1社でも信用が厚ければ可。 - 立替が多い業態
材料・外注・印刷・撮影・運送など、支払いは先・入金は後になりやすい。 - 銀行の短期枠ではタイミングが合わない
審査に時間がかかる/枠は埋まっているが、今週が山場。 - 延滞を起こしたくない“重要支払い”がある
外注・家賃・社会保険などの信用鍵を遅らせない意思が明確。 - 社内の書類整備が早い
請求・通帳・契約・検収を当日出せる。これだけでスピードと料率が良くなる。 - 道内遠方・移動時間が無駄
オンライン完結で時間をキャッシュに変えたい(道北・道東など)。
向いていない/再検討したいケース
- 売掛の裏付けが弱い(現金商売中心、BtoC小口、契約・検収が曖昧)
- 売掛先の入金遅延が常態化(慢性的な未入金はファクタリングで解決できない)
- 粗利が薄すぎる(手数料を入れると逆ザヤ。まず価格・原価・サイト交渉を)
- 常時赤字の穴埋め(構造課題は銀行の運転資金・体質改善が先)
- 二重譲渡の恐れ(既存担保・譲渡制限があると契約違反になる)
お問い合わせ前に用意いただくと速いもの
- 受発注書(請負契約)/納品・作業報告/検収・完了の分かる資料
- 請求書(対象案件)/入出金の分かる通帳の該当ページ
- 会社概要(屋号可)・ご担当者さまのご連絡先
まとめ
ファクタリングは“資金の順番を整える”場面で使うと、
- 機会損失を防ぎ、
- 重要な支払いを守り、
- 事業の“伸び時”を逃さない。
これが賢い使い方です。
ノースファクタリング
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